妊娠を経験した女性と看護師

避妊と基礎体温の変化について

避妊方法はコンドームが代表的ですが、ピル、子宮内避妊器具、殺精子剤、基礎体温など様々な方法があります。一般的に排卵日の3~4日前から排卵後の1~2日間は妊娠しやすい時期と言われています。基礎体温による避妊は婦人体温計を購入する以外お金がかからないのが大きな魅力です。基礎体温計は1,000円~3,000円程度で購入できます。その他にもピルのように服薬の副作用の心配もいりません。しかし、基礎体温は毎日決まった時間に体温を計らなければならず、手間がかかります。健康な女性の基礎体温は月経が始まって2週間程度低温期が続き、その後排卵が起こり、体温が上がり、高温期に入り、高温期が次の月経が始まるまで約2週間続きます。排卵が起こると黄体ホルモンが多く分泌されます。黄体ホルモンには体温を上げる働きがあります。体温は排卵後、急激に上がることが多いのですが、人によっては徐々に体温が上がることもあります。高温期が2週間程度続き、体温が下がり始めると、次の月経が始まるサインです。理論的には高温期に入って、4日目くらいから次の月経が始まる期間までは妊娠しにくい期間となります。月経が始まって2週間ぐらいして排卵日を迎えますが、排卵日の前後4~5日が一番妊娠しやすい時期となります。妊娠すると基礎体温が変わります。高温期が16日以上続くと妊娠している可能性があります。基礎体温による避妊は排卵日は予測できても100%確実な避妊方法ではありません。最も確実なのが低用量ピルと子宮内避妊器具です。子宮内避妊器具は子宮内膜に受精卵が着床するのを防ぎます。一度産婦人科で挿入すると取り換え時期まで入れっぱなしにしておいてよいのがメリットです。しかし、産婦人科まで処置に出向かなければならないのがデメリットです。

基礎体温法からわかること

基礎体温とは、寝起きの体温のことです。女性の身体はホルモンの分泌によって大きな影響を受けていて、約28日周期でその分泌量が変わります。ホルモンの分泌量が変化することで排卵したり、生理が来たりしているのですが、ホルモンバランスの変化はそのまま女性の体温に結びつきます。低温期と高温期の二相性になっているのが通常で、その差は0.3度~0.5度という微妙な温度差です。しかし、そのわずかな温度差は大きなことを教えてくれます。低温期から高温期に変わるタイミングが生理が始まってから約2週間の時期にやってくるのですが、そのタイミングに排卵が行われているのです。そのため、妊娠したい場合には基礎体温を計測して低温期から高温期になるころに性交渉を行えば、妊娠しやすくなるのです。さらにそのタイミングと精子の特徴を考えて性交渉を行うと、男女の産み分けが出来る確率も高くなります。基礎体温を計測することは妊娠したい人だけにメリットがあるように感じますが、そうではありません。まだ妊娠したくないという人の場合には、避妊をすべきタイミングがわかるります。基礎体温が低温期から高温期になる排卵期に性交渉をすることを避けることが出来れば、妊娠する確率は低下します。精子は通常3日程度、卵子は24時間程度生きていられると言われているため、排卵日の前後5日間程度性交渉を行わないようにすれば、妊娠する確率は低下します。毎日基礎体温を計測して記録するのは面倒かもしれませんが、現在では体温計に記録機能がついている物や無料で使える基礎体温を記録できるアプリがあります。それらを有効に使うことで、妊娠を望む人は妊娠する確率が上がり、妊娠を望まない人は妊娠を避けることが出来るのです。

避妊で失敗しないためには

男女が愛し合うと、やはり安易に行為に至ることがあります。しかし、結婚まだしていないという事情やその他さまざまな事情で、避妊を失敗したくないと考える人も多いでしょう。今回は、避妊を失敗しないための方法を考えたいと思います。まず最初に、子供を望まないならば安易に行為をしないことをおススメします。どんなに気をつけていても、ちょっとした手違いで妊娠はあり得るのです。そこは理解しておきましょう。さて、改めて失敗ししない避妊の方法は何でしょうか。当然ですが、外に射精すればよいというのは間違っています。射精前にも精子は少しずつ体外に出ているため、妊娠の可能性は高いと言えます。では、どうすればよいでしょうか。主な方法に、コンドームとピルがあります。コンドームはドラッグストアやコンビニでも手に入ります。しかし、これは絶対的なものではありません。使用した場合に、約15パーセントの人が失敗していると言われています。原因は様々ですが、破れているのに気付かない、もしくは装着やとるタイミングを誤るといったことがあげられるでしょう。これだけでは、完全に防ぐことはできないと言えるでしょう。ピルはどうでしょうか。ピルは、きちんと正しく服用すれば100パーセント避妊できると言えます。しかし、副作用は少なからずあります。持病などを持っている人は、気をつける必要があるでしょう。ピルは、きちんと産婦人科などで処方してもらいましょう。避妊というのは、男女二人の問題です。きちんと二人で話し合い、正しい方法で行いましょう。妊娠というのは、人生が変わります。妊娠してしまってからでは遅いのです。気持ちがいいからという安易な行動ではなく、愛の中に正しい判断と手段を行える自制心を持つことで、二人の明るい未来は続いていくと思います。